Note of Victor
リザルト 過去編 NL厨によるNL民のための尊きNL最高ランク : 2 , 更新: 2021/08/29 9:40:57
『ヴィクターの手記』
独りぼっちが “二人” になるお話。
e.
───あとがき───
ここまでくそ長い物語を読んでくださった方、本当の本当の本当にありがとうございます🙇♂️
多分ヴィクターは、僕が制作したキャラクター達の中で、一番心の美しい男なんだと思います。何処までも純粋で、一途過ぎて空回りしてしまうような奴で、その上実は極度の人見知りなのでエリィのように新しい友達を作っていくことも出来ません。
エリィはそんなヴィクターの不器用さを察して、出来たはずなのに他の多くの友人を作ることをせず、また、唯一の友となった彼さえも突き放す手段に出たのではないかなーと。
一番最初に書いた、『独りが2人になる』というのはそういうことで、ヴィクターに出会うことで、エリィが本当の独りになってしまったという事なんですね。
同時に、その独りが、二人ぼっちで暗闇の中を歩んでいくお話という体で執筆しています。
多分ヴィクターにとって、博士は父親で、エリィは母親のような友人だったんだと思います。博士は人生を与えた父、エリィは、生きる意味、夢を与えた母。子供に必要なのはまず親です。
冒頭で親を失ったヴィクターでしたが、変わりに新世界で新たな親に巡り会います。
…実は、ヴィクターは僕が尊敬していた絵師さんがものすごく推してくれたキャラクターでして、めちゃくちゃ思い入れがあるんですよね。
長い話になってしまい申し訳ありません。
とてもいい子たちですので、どうか少しでも皆さんに愛されますよう願っている今日この頃です。
今回結構な大作となりましたので、よよよよよければ感想とか………頂けると、めっっちゃくちゃに達成感がその…要するにめっちゃ嬉しいかなーと………